2017年9月23日土曜日

ベルサイユの秋、色々

夏の終わり、ベルサイユ宮殿にて。
皆様、ご無沙汰しております。
お元気でらっしゃいますか? 

日本の皆様、台風があったり、寒かったり、暑かったりと忙しそうですが、体調は大丈夫でしょうか。どうかご自愛下さいますよう。

フランス、そして欧州の皆様、秋の訪れが異様に早くて寂しくないですか? 夏ったら、ささっと去ってしまって、どういうつもりなんだろう、と思っているのは私だけでしょうか。

その他の世界の皆様、いかがお過ごしですか。ハリケーンがあったり、地震があったり、そして国連ではトランプが吠えていたりて、ハラハラしてませんか。

私は元気は元気。とっても元気ではありますが、同時に、イマイチ気が乗らない秋を迎えております。
こちらもベルサイユ。夏の間は毎週土曜日に、
庭園にて、光と水の宴が開かれるのです。
フランスでは、9月は心機一転、スタートの月。
子供たちが新学年が始まりますし、大人達は長い夏のバカンスが終わり、リフレッシュして再スタートです。

わが家はこの街に来てから2年目を迎えました。
昨年越してきたときは、「この家は仮住まい。ノエルまでには新居に移る」などと、のたまっていた夫ですが、イージー・ゴーイングなようでいて、それなりにこだわりがある私たち夫婦。そう簡単に夢の家が見つかるはずはなく、今では、「ゆっくり探そう。ここも悪くないじゃないか」と、やっと現実を受け入れられるようになりました。

「それなら」と、8月は子猿たちを田舎に送り込み、夫が会社にいる間、一人黙々と家の整頓に勤しんだ私。横浜から持ってきた段ボール箱が、ようやく一年掛けて、全部開封されたのです。

そして、9月。ベルサイゑ(というらしいです、ベルサイユの住人のこと)がバカンス先から戻ってきたら、静かな街が活気づいてきました。

8月は、昼間など、人は私だけ、猫はマエストロだけ。その静けさも好きだったけれど、少年・少女たちが自転車であっち行ったり、こっち行ったりする、近所の猫たちもうちの庭に遊びに来る、そんな風景が窓から見えるのもいいものです。

そして一年経ったんだな、と実感するのは、お隣さんとの距離感が近くなったり、気づくと顔見知りがたくさんいて、道を歩けば、車からプップーと友人がクラクションを鳴らして手を振ってくれるとき。また、スーパーでは、名前を言わずとも、配達のお兄さんが「任せとき!」と笑顔で受け取ってくれるようになりました。

夕暮れ時のベルサイユ
さて、今日も頑張るか。
そんな気持ちにさせてくれるのは、こういう些細ともいえる人との交流だったりする。
あとは、朝のピシッと冷たい空気。午後のお日様の匂い、きれいな夕日、子猿たちの小さな成長・・・・・・。

そしてマエストロ
ガンバレガンバレ。子猿たち、夫、そして私。
頑張らないと始まらないもの。
心機一転、しろしろ、と自分にはっぱ掛けている今日この頃なのです。

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エッフェル塔は青空がよく似合う
トロカデロ広場からの眺め
追記:このブログを書いたときは、気持ちが晴れずにいたのですが、書いたころから転機が訪れ、すっきりしつつあります。のでどうぞご安心を!
書いたこと、よく寝たこと、人に会ったことなどが良かったみたい・・・・・・単純ですね。