2015年6月22日月曜日

「映画ってホントにいいですねぇ」

三渓園にて。
うっとりの美しさでした
土曜日の夜は、家族揃ってDVDでサウンド・オブ・ザ・ミュージックを観ました。 

子供のころは、クリスマスと言えばこの映画が放映されてましたよね?同世代の方は覚えてるかな。なので
私には懐かしい映画です。もう何回観たことか。歌は全部覚えているくらい。 

なぜ今、かというと、チビ猿がコーラスに興味を見せていたので、先月ウィーン少年合唱団のコンサートに行ったのですが、そのときに、この映画の歌を何曲か歌ったので、思い立ってブックオフでDVDを購入したのです。 


大人になって今観ても感動の連続です。ジュリー・アンドリュースの3オクターブ楽々と歌うあの確かな歌い声、きれいな英語。

どの曲も美しい。メロディーも歌詞も大好き。
そして子供たちの愛らしいこと!長女リーズルの透き通った青い瞳、花のような笑顔、真ん中の女の子の意思の強そうな視線、ちびちゃんのぷくぷくさ、どれも若い生命そのもの!
マリアの良心、信仰心、愛、正義、家族・結婚観、どれも健全で豊かで、観ている方の心も充ち満ちてきます。

子供のころにこの映画を何回も観ていてよかった。 
アメリカ映画なんでしょうが、この映画を観て、欧州に憧れを持ち、すなわち海外、世界に興味を持ったし、 
幸せな家族にとてつもない憧れを持ったし、 
子供たちの様子に、自分が持てなかった愛らしさを疑似体験させて貰ったし、 
とにかく幸せな気持ちにさせて貰ったものでした。 

けっして順風満帆ではなかった子供時代。後年まで引き摺ることになる家庭の問題が発覚したのもこの頃でしたが、こういう映画を観ていたことが、この映画のおかげで明るい幸せに対する憧れを持っていたことが、私がねじ曲がった思考に落ち着くことなく、日の当たる道にいたい、前向きでいたい、と思うに至る由縁の一つだったのか、と気づきました。

この映画を家族で楽しむことができるようになったことに感謝、
サウンド・オブ・ザ・ミュージックに感謝、です。

夫は、昔一度観たきりだったようで、「こんなに素晴らしい映画だとは知らなかった」と驚いていました。子供たちはというと、ちび猿は映画の途中で初めて聞いた歌なのに一緒に歌おうとし、兄猿は、歴史的背景に興味を示すという、ほぼ予想通りの反応でした。 
 

このような秀作がまた生み出されるといいんだけど、どうかなぁ。混沌とした時代ですもんね。

さて月曜日。また一週間がんばりまぁす!


2015年6月16日火曜日

インターナショナルスクール便り④ 学年末!


毎度、ご無沙汰しております。

子猿たちが通うインターナショナルスクールは先週より夏休みに入り、すっかり子猿たちに振り回される毎日を過ごしています。

学年末から今日までをざざっと思い返すと、
まず、5月中旬よりパーティー期間が始まりました。
ホームパーティが多いと家にも豪華な花が絶えなくて嬉しいです
子猿の学校は、親のためにカルチャースクールのようなものをたくさん主催してくれています。絵付けクラブ、切り絵クラブ、フランス語教室、英語教室、和食教室など、親御さんたちがボランティアで講師となり、無料で参加することができるのです。私は中国語教室、コーラスクラブ、ブッククラブに参加しました。

このクラブ活動も学年末とともに一旦ピリオドが打たれます。

そこで、最終回はお食事でもしながら、ということでパーティが開かれたわけです。

これプラス、子供のクラスのママたちと、「学年末ですし集まりましょうか」と言うことで、元町のカフェに集合する「コーヒーモーニング」があったり、さらに欧米の学年始めは8/9月ですから、夏は転勤ラッシュ。帰国されるファミリーも多く、よってお別れ会もあり......結果、自転車のバスケットに差し入れディッシュを乗せ、パーティを掛け持ちした日もあるほどの社交バタフライぶりでした。
多くの集まりは、誰かのお宅でポットラック(持ち寄り)パーティでした。中にはレストランでランチというのもあれば、豪勢なブッフェが並ぶガーデンパーティもありましたっけ。

パーティの合間には学年末遠足の付き添いもありました。
遠足・社会科見学には一クラス生徒12人と少人数なのに、2人の親の付き添いが求められます。児童の安全に関しては慎重な体制の学校側です。
写真は森永の工場見学。
実は、私も遠い昔、たしか小4の時に森永の工場に行ったことがあります。でもよもや、海外で生み育てた我が子が同じ体験をするとは、思ってもいませんでした。子猿たちは私とは全く違う原風景を持って育っていく、それもよし!と諦め半分受け入れていただけに、こんな母子の共通の想い出の地ができて、少し嬉しかったです。
私の時のお土産はキャラメルだったけれど、ちび猿たちはハイチュウでした。

学校外では、子猿たちが教会にて初聖体拝領を賜り、その準備、祝賀パーティもありました。
「学校外」とはいうものの、子猿たちの学校はミッション系で、私たちが通う山手の教会とは密接な関係を持っています。
ファーストコミュニオンの準備も、学校と教会が連携して進められ、この一体感が何とも言えず「コミュニティー」というか...
そしていつのまにか、自分たちもこのコミュニティーの一員なんだ、という認識が芽生えていることに気づきます。
この「属している」という感覚、心地よいのです。
転勤家族、引っ越し家族で育ち、大人になってから、特に近年は個人主義のパリで、中々コミュニティー感を感じられずにいたから なおのことそうなのかもしれません。
こんなにたくさんの方が子猿たちの
First Communionのお祝いに駆けつけて下さりました

教会には母とハワイの友も参列して下さりました。
6月に入ってからは、兄猿の誕生日もありまして、
クラスのお友達との合同パーティ。男子13名だっけな?
区の体育室を借りてバスケ、調理室も借りて自己責任ピザ大会
いやぁ、いい汗かいた一日でした!
そうだそうだ、忘れちゃいけない、ピアノの発表会もあった
学校で教えてらっしゃる先生にお願いしていたので、
発表会も学校のホールでした
と、とにかく盛りだくさんな学年末だったのです。

日本に転勤でやってきてちょうど一年。
子猿たちの学校に、親も楽しく忙しく巻き込んで頂いている感強し、です。
なんていうのでしょう、学校側が積極的に「おいでおいで、ご父母も一緒に盛り上がろうよ」とでもいうのでしょうか、そんな吸引力を持っているのです。
それに呼応するかしないかは、もう個人個人のご自由に。複雑な気遣いは無用よ、という爽やかさも良い感じです。

……と今回はインターナショナルスクールを取り巻くポジティブな点についてお伝えしました。次回はちょっと気になった点を語りたいと思います。
今日も雨が降りそうで降らなかった空梅雨気味の横浜より、でした!