2013年9月16日月曜日

母猿の想い出作り

ごぶさたしております。
気付くと前回のエントリーより10日余り経っていました。
ブログを書くのが私のペースメーカーというか、精神安定剤的な役割を持っていて、こうやって、バタバタして、書かずにいられるということはいいことなのか、よくないことなのか。

それもこれも、9月は日本の4月にあたる月。
学校の新学年が始まり、父母会だ、PTA総会だ、と学校行事があり、その他習い事も始まるので、そんな子猿まわりの用事に追われつつ、一方で、私も今月より仕事を再開しました。今度はフルタイムではなく、パートタイム契約です。出勤は週2回、あとは家で、毎日5時間前後のお仕事です。

そんなこんなで、先週までは、あっちに行ってはこっちでこれして、合間に家の片づけやら、ペンキ塗りやら、急に寒くなったもんだからパリのアパートには大抵ある地下の物置、カーヴに行ったらば、ものすごいことになってましてね、(夫が探し物をしてひっくり返したまま!むか~っ)せめて足を踏み入れられるように片づけたり、とやってたわけです。

その上、出勤しない日の月曜日は子猿たちを家に引き取ってお昼ご飯を食べさせています。
今日のメニューはオムライスもどき
フランスは、多くの学校で学校給食を取るか、家に引き取って食べさせるかを選択できるようになっています。公立の学校では、学食(カンティーン)のキャパの関係で、両親働いていないと、強制的に家に引き取らなくてはいけなくって、私も子猿たちを別の学校に通わせていた頃は、ほぼ毎日迎えに行ってました。あのころは、何かいつも時間に追われている感じ、「家ランチ」にはうんざりでした。

それがね、きっともうすぐ巣立っちゃうんだろうな、って思うからか、家でお昼させるのを楽しめるようになりました。もう、最後の「ママ聞いて聞いて、ママご飯何? ママ、ママ」時間ですよ。あと1,2年したら母猿は置き去りになるにちがいない。

今はまだ珍重されています。
のろけさせていただくと、月曜日は、子猿たち、朝から、「今日はカンティーンはないのね」とうれしそうに確認して校門をくぐります。
そして12時に迎えに行くと、笑顔で飛びついてくる。兄猿はもう体格もよくなっているから、そうされるとよろめいちゃう母猿。
ずっと仲良しのアヤネちゃんもいつも一緒。3人が手を繋いで前を歩いている姿を見ていると、ホンワカした気持ちになります。
その間も3人が多国語放送のように同時に話しかけてくれます。それにたいして、「へぇ、そうなんだ」とか「すごいね」とか、いい加減に合いの手入れる母猿。
そして肝心のお昼はごくごくシンプルなものですが、無言でもぐもぐと完食してくれたりすると、母猿感無量となるのです。

何でわざわざ引き取る、と人に聞かれれば、「学校給食よりはちゃんとした食事だと思うし(ほんとか)、友達も一緒だからさ、子猿たちにとっていい思い出になるでしょ」とエラそうに応えますが、その実は、母猿の想い出つくりのためだったりする。 

……もうすぐ少年時代、第一章が終わろうとしている我が家です。