2013年8月6日火曜日

夏休み、フランス編


パリから250キロほど西に向かった、サルト地方に来ております。

いつものように、義理の両親の別荘に滞在させていただいているのです。当のご両人は、まだ到着されておらず、夫もパリでの仕事が立て込んでいるので、週日は私と子猿たちだけ。


閑散としているポタジェ
この季節、義母の作る美しい菜園、ポタジェで、たわわになる果物たちや、これでもか、これでもか、と、いくら採っても採り足りない夏野菜たちを楽しみにお邪魔しているのですが、今年は悪天候が響いて全然ダメ。
雑草だけははびこっているので
みんなで草むしり
パリでも、今の季節激安のはずのネクタリン、プラム類も、キロあたり3ユーロ越えと、例年より1ユーロ高かったし、レタス類も、夏は2玉1ユーロとかなのに、今年は1玉1ユーロ以上と値付けされていましたものね。
不景気のときに限って、天候不順というのは昔の話だと思っていけれど。
いい話がない最近のフランスです。


それでも新じゃが、甘くておいしい!
子供だけとの田舎暮らしは、まるで絵本の「ぐりとぐら」のページを繰っているみたいです。
庭の大きな木の下で、小さい二人が、小さいお皿のご飯を食べながら、小さい世界の話をしている。
二人がみているのは、かごに入れた蜂!「チャーハン好きかな」「……。」
夜は、私のベッドで寝たい、というので一緒に寝ましたが、もう今年が限界ですね。
兄猿、いつの間にか大きくなってて、場所を取ること! 寝顔も、ちょっと前まではプクプク赤ちゃんの名残があったのに、もうすっかりゴツゴツとした少年顔です。
ぐりとぐらも今年までです、きっと。


軍手と帽子と水は草むしりには必需品
静かで、ゆったりとした時間。
パリでは、夫は過労気味なのに夜遅くまで働き、日本では今日は広島に原爆が落とされた日。この夏は洪水あり、雷雨あり、猛暑ありですよね。フランスは失業率が軒並み高く、それでもごぞってバカンスに出かけるパリでは今頃どこかの家に空き巣が入っているかと思うと、申し訳ない感じです。

待てぇ!
……なんて、トランザットでだらだらと寝そべりながら、無意味な後ろめたさを感じていたら、草むしり脱走兵が!

まぁいいか。私も昼寝しちゃおうっと。