2013年1月21日月曜日

雪景色に思うこと



週末はパリに雪が降りました。

私は一歩も外へ出ず、やらなくてはならないことがあったので、コンピューターに向かってました。
集中力のない私は、コンピューターに向かっていながら、ニュースチェックしたり、ツィッター見たり……。

アルジェリアのテロのニュースには胸をかき乱されました。夫は日揮と似た業種です。4年前まで、中東に駐在しており、イスラム教のお説教が朝、晩とスピーカーから流れる中暮らしていました。見えない「何か」に守られていると信じてました。「何か」……政治的均衡、今ここでテロがあったら欧米諸国・日本企業は立ち去るから、カタールは必死に守ってくれるだろう、というような薄っぺらな何かです。

今回はその「何か」が如何に薄っぺらで、幻だったのか、まざまざと見せつけられました。犠牲者、そのご家族のことを思うと、つらいです。

この救出作戦大失敗のアルジェリア政府をフランス政府は、「妥当な対応だった」と言い、これまた落ち込ませられました。そもそもフランスのマリへの介入を止めろ、というのがテロ側の条件だったはず。それを止める、止めないは置いといたとして、フランスは「妥当だった」などという無神経な発言をする立場にないでしょう。

もっと落ち込むことには、フランスの大手メディアはこぞって、オランド大統領を支持するような記事を書いていること。「オランドがどのようにこの戦争の指揮を執っているか!」って何のこと?本当に指揮を執っているのはフランス軍のトップでしょう?フランスの大手メディアは昔から社会党支持で、現政権の要人は自身かその相方(家族、愛人)がメディアの人ですし、まるで政府の機関誌かのようの報道に、最近は見る気もしません。

と、怒っていてもしょうがない。
気分一新しないとね。
毎日かあさんとしては、とにかく、この醜い世の中を家族が心身ともに健康に過ごせるよう、掃除・洗濯・お炊事ですよ。

ということで、子猿たちが作った会心の作で〆ます。

ニンジンの鼻がポイントです。