2011年9月22日木曜日

ほっと一息


パリ、寒くなりましたね。朝晩の冷え、日の短さ、長く寒い冬への準備ちゃくちゃくって感じです。

その為か、巷では風邪が流行っているようで、我が家もご多分にもれず、各自症状は異なっているけれどウィルスを頂いてきました。
そんな怪しいスタートの今週の今日までを。


月曜日は母猿が絶不調。この日、兄猿の虫歯を発見!夜、子猿部屋の窓を閉め忘れて寝る。

火曜日 朝、子猿らが季節外れの蚊に刺されているのを発見。どんな反応がでるでしょう。二人とも蚊刺されアレルギーなのです。

放課後お迎え時の子猿達、兄猿はフランケンシュタインのようだし、チビ猿は水泡が沢山。小児科に行くことに。
多分、風邪で抗体下がっているところに刺されたので、反応もひとしおだったのだと思います。先生もびっくりの腫れ方に、兄猿ステロイド入りの薬をもらいました。ステロイド、嫌だけど、しょうがないです。抗ヒタスミンじゃ効かない酷さですから。

弱くて小さいものが痛がっている姿は、周りの大人にもきついですよね。すれ違う人々に、「どうしたの?」「大丈夫?」と声をかけられ、兄猿はちょっと気分よくしてました。一方チビ猿は、水泡状の虫刺され痕になってしまう症状なので、水疱瘡ではないかと、嫌疑をかけられ、ふて腐れてる。


水曜日、午前中、メトロに乗って歯医者に行きます。夫が子供の頃からお世話になっている先生で大好きなのです。ここでも、「こんなに腫れちゃったの(虫歯で)?」と驚かれ。「ちがうちがう、蚊です」と説明。ともあれ、兄猿は虫歯を治療してもらい終了。

ついでに私も観ていただくと、どうやら問題あり。治療に1000ユーロくらいかかると聞いてショックです。果たして、どこまで保険が利くのでしょうか。

ついでのついでに、昔さし歯にした歯の、歯茎の接触部分が黒ずんでいるのを、どうにかできるのか、と聞くと、「できるさ」と。
これは、昔のセラミック歯はメタルを入れていたから、歯茎を黒くしていたけれど、今のセラミックはそれがないから、被せ歯を変えれば黒ずみは消えるそうです。この見積もりも千ユーロくらい。

「夫に、『誕生日もノエルもプレゼントはいらないから、新しい歯ください』って聞こう」と冗談言うと、先生は、ふふん、と笑い、「もしいいよ、と言われたら『やっぱり両方(プレゼント+歯)でもいい?』ときいてみなさい」、と。僕は妻にそうやって騙されたよ、というオチでした。可愛いです、おじいさん先生。

さて、歯医者の後は、おもちゃ屋に引きずり込まれ、窓を閉めなかったことの(蚊を侵入させた)罪悪感からビー玉を買ってあげ、再度メトロに乗りマクドナルド経由で日本語の補修校へ。

子猿達が受講中は、ママ友らとマシンガントークし、帰りのメトロでは、朝からの移動続きにクタクタのちび猿の不機嫌さに付き合い、帰宅するともう夕方。

洗濯干し、夕飯つくり、やはり疲労困憊気味の夫はさりげなくかわし、就寝したのは夜9時です。大人がこんなに早く寝ても良いのでしょうか。


何かあるときって一気にくるんですよね。こんな小さな事件の重なりでもバタバタしてしまう。

でも、一夜明けた今日は、爽やかです。ありがたいです。
子猿達の蚊さされも随分引いて元気だし、私の体調も復活しているし。今夜は夫の話も聞いてあげようと思います。